[osamushi 6294] BJ 第6話 感想
Date: Thu, 16 Dec 1999 00:59:12 +0900

薮内です。

BJ第6話 「雪の夜ばなし」 全集BJ第9巻、文庫第5巻 に所蔵

この話まで「漫画家生活30周年記念連載」のサブタイトル付きです。
ということは、このBJが大体5〜6話で打ちきりになる予定であった
というのを裏付けているのではないでしょうか。
しかし、人気が出てきたのでもう少し続けている内に先生の後期の
代表作に成ったのでしょう。

いつもラストシーンにある決まり文句がこの回は冒頭にありますが
前回の”人間鳥”に続いてBJの手術の腕前を「悪魔的」としています。
この話も人知を越えたものですから、悪魔的なのでしょうか。

でも私はこの第6話の方が幻想的な絵でとても好きです。
見えない女性を手術するのは遙か後にミイラを手術するより
困難だったでしょうね。
しかし、読んでいると医術とは「心の癒し(ケア)」がとても大事であり、
その癒しの現実的な物として「悪魔的」手術の腕がBJに与えられている
と思います。この話の中でも、お金をもらった以上、夢か幻であっても、
患者が見えなくても全力をあげた真摯な手術態度を示したことが、
母の魂を運んだ兄妹の心の癒しとなり、2人は安らかに成仏したことでしょう。

「この母親はどうなったんですか?」と質問があったのか、手術した母親の
決着を付けなければと先生が思われたのか、全集ではラスト8頁に渡って
加筆されていますが、その前で終わるオリジナルの方が私は好きですね。
蛇足のような気がします。

さて、自衛隊機と旅客機がぶつかる1頁大のコマですが先生にしては
リアルな絵でアシスタントの筆かなとも思えますが、みなさんどうでしょう。
また、カルテを書いているときに出てくる「オムカエデゴンス」には思わず
笑ってしまいました。
こういうキャラクターが話の途中で登場するときは先生の筆が快調に
走っていた証拠ではないでしょうか。

次回は 第7話 「海賊の腕」 全集第9巻(この6話と同じ巻)
                   文庫第13巻 所蔵です。
 薮内 覚


[osamushi 6296] BJ 第6話 感想
Date: Thu, 16 Dec 1999 15:41:59 +0900

こんにちは。忙しくてメールが読めない大学生の小笠原です。
BJの感想は読んでいてとても楽しいです。
BJで同人やってる身(笑)なので人がどう思ってジャックを
読むのかは興味深いものが…。今後も続けて下さいませ。
あ、ちなみに冬コミ受かりました。お暇でしたらいらして下さい。
新刊は手塚本(火の鳥未来編メイン)です。フルカラーの特殊紙で
蛍光ピンク差し替え…。
なんつーか、金かかっててもあほらしい本です。
スペースは…。
2日目には違いありません。(笑)
うちよりこにしさんのところが受かる価値があると思うんですが…
内容的に…。

さて感想です。
薮内  さんは書きました
>「この母親はどうなったんですか?」と質問があったのか、手術した母親の
>決着を付けなければと先生が思われたのか、全集ではラスト8頁に渡って
>加筆されていますが、その前で終わるオリジナルの方が私は好きですね。
>蛇足のような気がします。

チャンピオン版しか持っていないので知りませんでした…ショック。
この話はジャックらしいSFな愛が溢れているところがあって好きですね。
先生を連れていこうとするあたりとか。
この辺あたりから手塚先生のBJの書き方が安定してきたと思うんですが。
「海のストレンジャー」などに比べるとキズも大分入れてあるし。

∩ ∩
  (・x・) ● TOMOKO OGASAWARA ●
  ⊂/ o \⊃  
   ~□~□~  


[osamushi 6298] Re: BJ 第6話 感想
Date: Thu, 16 Dec 1999 18:11:05 +0900

> この話まで「漫画家生活30周年記念連載」のサブタイトル付きです。
> ということは、このBJが大体5〜6話で打ちきりになる予定であった
> というのを裏付けているのではないでしょうか。
> しかし、人気が出てきたのでもう少し続けている内に先生の後期の
> 代表作に成ったのでしょう。

連載を読んでいないのでわかりませんが、そうなんですか。ブラックジャックがもし
ここで終わっていたら、と考えるとちょっとこわいですね。ピノコが出ないことが一
番つらいです。

> いつもラストシーンにある決まり文句がこの回は冒頭にありますが
> 前回の”人間鳥”に続いてBJの手術の腕前を「悪魔的」としています。
> この話も人知を越えたものですから、悪魔的なのでしょうか。

おおっ、文庫本には、「悪魔的」というのも省かれています。
一番最初の「医者はどこだ」に「神業」というのが載っているだけです。

最後の8ページが加筆されていた、というのも初耳でした。
確かに、あそこで終わったほうがお母さんのキラキラ感が強調されますよね。
私は途中で出てくる、ブラックジャックのとぼけたような(?)表情が好きです。な
んだかブラックジャックじゃないみたいですけど、なんとなく。

あ、ちなみにブラックジャックは「全14巻」ではありません。私も、かなり後悔した
り、(文庫本を持っていることに)躊躇したり(ほかのを買おうかと)していました
が、晴れて1月11日に15巻がでるそうです。即買いですね(笑)

   インコ  


[osamushi 6302] BJ 第6話 感想
Date: Fri, 17 Dec 1999 03:51:13 +0900

おがわです。

BJ 第6話 「雪の夜ばなし」の感想、など。

いわゆるジェントルゴーストものの怪談ですが、好きな話です。
吹雪の描写や火事の描写が作品の雰囲気を盛り上げてますね。
雪と炎の組み合わせの妙もありますし。
非現実的な設定に説得力を持たせるには、こういう雰囲気作りが
大切だ、というお手本みたいな、語りの上手さが光る作品だと思い
ます。

薮内さん wrote:

>「この母親はどうなったんですか?」と質問があったのか、手術した母親の
>決着を付けなければと先生が思われたのか、全集ではラスト8頁に渡って
>加筆されていますが、その前で終わるオリジナルの方が私は好きですね。
>蛇足のような気がします。

知りませんでした。
僕の持っているチャンピオンコミックスと全集版は同じです。
初出時には違ったわけですね。

けっこうこの終わり方も好きなんですけど、初出時にはどういう終わり
方をしていたのか気になるので、ぜひ教えてください!

>さて、自衛隊機と旅客機がぶつかる1頁大のコマですが先生にしては
>リアルな絵でアシスタントの筆かなとも思えますが、みなさんどうでしょう。

資料写真に忠実な絵だし、やや線が硬い気もするので、薮内さんの
言うとおりかもしれませんね。
バックの集中線は当然アシスタントでしょうし。
しかしこれ一ページ任されたらアシスタントにとってはプレッシャーだ
ろうなあ。


ほんまは田島さんのリクエストにお答えして、関西弁で書こか思てたん
やけど、まあ、それは次の機会ゆうことで。
でも、いまどき「○○でおます」とは言いませんよ!

おがわさとし


[osamushi 6303] BJ  第6回 出演キャラクターリスト
Date: Fri, 17 Dec 1999 03:52:42 +0900

おがわです。

「ブラック・ジャック 第6回 雪の夜ばなし」出演キャラクターリスト(出演
順)。

  ブラック・ジャック・・・・・・・ブラック・ジャック
  ジョウ?・・・・・・・・・・・・・・松本英二
  みどり?・・・・・・・・・・・・・・松本真仁子
  ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松本アヤ
  スパイダー・・・・・・・・・・・・?
  ヒゲオヤジ・・・・・・・・・・・・下町の住民
  ノンキメガネ・・・・・・・・・・・下町の住民
  タコ・・・・・・・・・・・・・・・・・・下町の住民
  ヨッツン・・・・・・・・・・・・・・・下町の住民
  下田警部・・・・・・・・・・・・・下町の住民
  テツノのオッサン・・・・・・・下町の住民
  野末風太郎・・・・・・・・・・・航空自衛隊場末基地の男

松本英二と松本真仁子の兄妹(姉弟?)はブラック・ジャック用の新
キャラと考えても差し支えないとは思うけど、強いて雰囲気が近い
キャラクターを求めると、「空気の底」のジョウとみどりではないかと。
松本アヤはさすがに分からないなあ(笑)。
真仁子って変わった名前だけどなにか由来があるんですかね?
航空自衛隊の男を演じているのは「地球を呑む」の野末風太郎。
衣装もそのときのものの使い回しです。

おがわさとし 


[osamushi 6306] Re: BJ 第6話 感想
Date: Fri, 17 Dec 1999 21:46:19 +0900

薮内です。

おがわさんは書きました。
> 僕の持っているチャンピオンコミックスと全集版は同じです。
> 初出時には違ったわけですね。
>
> けっこうこの終わり方も好きなんですけど、初出時にはどういう終わり
> 方をしていたのか気になるので、ぜひ教えてください!

 全集のラスト8頁をあっさり無くして、あらへんと思たらええねん。
 インコさんが[osamushi 6298]に書いたはるとおり 、ベッドの上の
 キラキラでお終ってる。
 ええ余韻があるとこなんやけど、全集や新書ではちょっと感覚が
 つかめへんかもしれへんなー、
 大阪ミニオフでもあったら、そん時に見せたるわーー。
 まぁ、楽しみにしときいや。
 
 ほな、さいなら。


[osamushi 6309] Re: BJ 第6話 感想
Date: Sat, 18 Dec 1999 03:47:11 +0900

おがわです。

薮内さんは書かはりました。

>> けっこうこの終わり方も好きなんですけど、初出時にはどういう終わり
>> 方をしていたのか気になるので、ぜひ教えてください!
>
> 全集のラスト8頁をあっさり無くして、あらへんと思たらええねん。
> インコさんが[osamushi 6298]に書いたはるとおり 、ベッドの上の
> キラキラでお終ってる。
> ええ余韻があるとこなんやけど、全集や新書ではちょっと感覚が
> つかめへんかもしれへんなー、
> 大阪ミニオフでもあったら、そん時に見せたるわーー。

そやったんですか。ありがとうございます。
僕は書き足し版しか読んだことなかったんですが、全然違和感感じま
せんでしたねえ。まさかオリジナルの後にそのまんま足してたとは思い
ませんでした。手塚先生も無茶しはりますな。
飛行機の幽霊ゆうアイディアを後から思いついて、これは今使うとかな
誰か先に使いよる思わはったんと違いますかね。
アイディアとしてはけっこう秀逸ですからねえ、これ。

それにしてもなんですな、関西弁を文字表記するのんはけっこうむつか
しいですな。
上の「使うとかな」は「つこうとかな」と読むんですよ、田島さん。
「使っておかないと」の意味ですよ。
あとパソコンが関西弁やとちゃんと変換しよらんね。
「おもわはったんとちがいますかね」と打ったら「尾も輪八反と違います
かね」って、なんじゃそら。勉強瀬絵よ、ってなんでまたそういう変換を
するかね、この東京もんのパソコンは。

おがわさとし


[osamushi 6310] Re: BJ 第6話 感想
Date: Sun, 19 Dec 1999 00:03:10 +0900

薮内です。

おがわはんが書かはったもんを私がいらいましてんけど
どないです。ぼちぼちでっか。

> そやったんですか。ありがとうございます。
そうでっか。教せてくれはって、えらすんまへん。

> 僕は書き足し版しか読んだことなかったんですが、全然違和感感じま
 わては書き足し版しか読んでまへんので、ちっとも違和感がおまへん
 
> せんでしたねえ。まさかオリジナルの後にそのまんま足してたとは思い
 でした。ほんまにオリジナルの後にそのまんま足さはっただけとは思い

> ませんでした。手塚先生も無茶しはりますな。
 もしまへんでした。手塚せんせも無茶しはりますな。

> 飛行機の幽霊ゆうアイディアを後から思いついて、これは今使うとかな
                        考えはって

> 誰か先に使いよる思わはったんと違いますかね。
> アイディアとしてはけっこう秀逸ですからねえ、これ。
  アイディアとしては、なかなかええもんでっせ、これ。

> それにしてもなんですな、関西弁を文字表記するのんはけっこう
>むつか しいですな。
 しんどいですな。

わてもROMしょうとゆうたのに、出てきてばっかしや、あんまり
おもろいこと書いたるからしゃーないがな。

でも、おがわはん、こんな文章はもうそろそろやめとこか。
平仮名ばっかりになりよるで。

風媒花はん、もうよろしますか、読みにくいですやろ。

 薮内 覚


[osamushi 6311] BJ 第6話 感想
Date: Sun, 19 Dec 1999 03:10:06 +0900

こーすけ@睡眠不足で

この話では、いろんなBJの顔が見れますね。あの吹雪の中の凍った顔
なんかは、とっても寒そうです。「そこはだめだ!」と叫ぶ場面はBJ
らしさが出ていて、、、、

それにしても、人の命を救う医者が、死んだ人を手術するというのはな
んとも奇妙です(^^;)後でミイラを手術したりしますが、今回は姿
形が見えないですし。そもそも魂の首の骨が折れるのか?!
さすがに突っ込みだすときりがないですね。

あと、最後の8ページがなかったというのも知りませんでした。なかっ
たらなかったで神秘的ですが、最後の付け足しがあるほうも好きです。
最後のコマで「雪の夜ばなし」とちゃんとしめくくってたりして、、、

Kousuke Nishimura(西村 浩輔)


[osamushi 6312] Re: BJ感想第6話
Date: Sun, 19 Dec 1999 13:35:56 +0900 (JST)

 田島です。こんにちは。
長いメールになってしまいました。
 お忙しいかたは、あとでお読みください。

薮内さんのメール:
> 全集のラスト8頁をあっさり無くして、あらへんと思たらええねん。
> (中略)
> 大阪ミニオフでもあったら、そん時に見せたるわーー。
 うわー!
 うれしいー。あこがれの関西弁ー!
(使い方が変だったら、添削してください)
 大好きやわー!
 このテンポ、脱力感!
 脱力したかて、かましまへんのでっしゃろ?
 BJの感想を述べる会いうのんは、気軽な参加の仕方でよろしいて、
前に薮内はん書かはったもん。
おおきにおおきに。おおきにベリーマッチ!
(「おおきに」とは言わないのかしら。もしかして)


おがわさんのメール:
> そやったんですか。ありがとうございます。
 ここには、「ありがとうございます」となってるしー(笑)。

> それにしてもなんですな、関西弁を文字表記するのんはけっこうむつか
> しいですな。
> 上の「使うとかな」は「つこうとかな」と読むんですよ、田島さん。
> 「使っておかないと」の意味ですよ。
> あとパソコンが関西弁やとちゃんと変換しよらんね。
> 「おもわはったんとちがいますかね」と打ったら「尾も輪八反と違います
> かね」って、なんじゃそら。勉強瀬絵よ、ってなんでまたそういう変換を
> するかね、この東京もんのパソコンは。
 きゃー!!
 きゃー!!
 好きだわ好きだわ関西弁!
これこれこれこれなのよね。この柔らかい感じだと、ケンカになりにくい
でしょう、突っ込みされても。
 険悪になりようがないですよね。
 関西弁は日本の宝です。
(「おます」って言わないんですかあ?
すると「おまへん」もないの? 活用形でしょ?)

 お差し支えのない範囲で、たびたびこういうのを書いて見せて
くださいませ、おふたかた(他のかたも)。
 地域によるバージョンもたくさんあると思うんですが、
ちなみに手塚先生の故郷の宝塚方面には、特徴的な話し方は
あるのでしょうか?


薮内さんのメール:
> この話まで「漫画家生活30周年記念連載」のサブタイトル付きです。
> ということは、このBJが大体5〜6話で打ちきりになる予定であった
> というのを裏付けているのではないでしょうか。
> しかし、人気が出てきたのでもう少し続けている内に先生の後期の
> 代表作に成ったのでしょう。
 この時代の少年誌の連載ものは、長編が主流でした。
 私が持ち込みに通ってたのは、少年マガジン。
 マガジンの得意技は、毎週ちょうど気になるところで切って、
「引き」を作ることだったんです。
 次週への「引き」をいかに作るかが、漫画のストーリー作法の全て
だと思い込んでたフシもあった。
 ところがBJには、毎回の「引き」が皆無。
 にもかかわらず人気が出るなんて・・・(やっぱ手塚治虫だ)。
 目が覚めるような思いがしたもんでした。

おがわさんのメール:
> いわゆるジェントルゴーストものの怪談ですが、好きな話です。
> 吹雪の描写や火事の描写が作品の雰囲気を盛り上げてますね。
> 雪と炎の組み合わせの妙もありますし。
 私は、美しいホラー(グロじゃない)が好きでして、これは
その好例。美男美女幽霊。燃える町(火事の被害にあった人の
立場を無視して不謹慎だけど)と雪と夜の闇の対比の美。
(白・黒・赤)そして母の魂のキラキラ・・・
 文句のつけようがないです。
 オムカエデゴンスが出てくるのが、ちょっとはずすけど、
可愛くていいし。

薮内さんのメール:
> >さて、自衛隊機と旅客機がぶつかる1頁大のコマですが先生にしては
> >リアルな絵でアシスタントの筆かなとも思えますが、みなさんどうでしょう。

おがわさんのメール:
> 資料写真に忠実な絵だし、やや線が硬い気もするので、薮内さんの
> 言うとおりかもしれませんね。
> バックの集中線は当然アシスタントでしょうし。
> しかしこれ一ページ任されたらアシスタントにとってはプレッシャーだ
> ろうなあ。
 そういう趣味の人(メカ担当アシ)が描いたのでしょう。

 書き足しの8ページは、私はあったほうが良いと思いました。
 おがわさんのメールのとおり、巨大な飛行機の幽霊のアイディアが
すばらしいし、迫力がある。
TVで、タモリが司会する「世にも奇妙な物語」というドラマが
ありますが、これなんかで映像にしてもらいたい。
 TVで放映するなら、飛行機がぐわーと来るところは、当然
大スペクタクルで最高に盛り上がる部分です。
 BJを襲う雪嵐も、美しい!

風媒花


[osamushi 6314] Re: BJ第6話感想
Date: Sun, 19 Dec 1999 17:26:47 +0900

こにしです。

にしむら こーすけ さんは書きました:

>それにしても、人の命を救う医者が、死んだ人を手術するというのはな
>んとも奇妙です(^^;)後でミイラを手術したりしますが、今回は姿
>形が見えないですし。そもそも魂の首の骨が折れるのか?!
>さすがに突っ込みだすときりがないですね。

そうですね。またそれも楽しいのですが・・・
限られたページの中で濃い内容が詰まってるのが、さすが手塚先生ですね。

私も、突っ込みをひとつ(^^;
BJが”損傷をなおしてギブスをはめてやったよ。”と言ってますが
ベットにギブスがみえませんねえ。(笑)

”手術ごっこは気がつかれる。””まあまねごとだけど”というセリフから、
私には、逆に兄妹の『母親が気になって成仏できない気持ち』の治療したんだなと
連載時は思ってました・・・・兄妹笑って出かけたしね(私には成仏したようにみえた)

>あと、最後の8ページがなかったというのも知りませんでした。なかっ
>たらなかったで神秘的ですが、最後の付け足しがあるほうも好きです。
>最後のコマで「雪の夜ばなし」とちゃんとしめくくってたりして、、、

私はどちらかというと・・・ベッドがキラキラ光って終わった方が
感動したかな〜。

だって8ページ追加された事によって私の中で成仏したと思ってた兄妹が
再び迷い自縛霊化してBJをあの世に連れていこうとしたようにみえたからねえ。
(連載時に読んで納得感できれいな思い出?が壊された思いが強い!)

まあ、でもこれは私の思い込みなんで、再度読み返しても
この話しはよくできてますね。

”雪の夜ばなし”はOVAにもなっているエピソードですが
漫画と設定が違いましたね。
なぜか、OVAの中で、このエピソードの分だけCD化されているんですよね。
いまだになぜ、これだけCDになったのかよくわからないのですが・・・。

こにしあきら


[osamushi 6316] Re: BJ 第6話 感想
Date: Sun, 19 Dec 1999 18:19:07 +0900

おがわです。
薮内さん、添削ありがとうございます。
しかし薮内さんの関西弁コテコテですなあ。僕のんは軟弱ですね。
実はほんまはふだん関西弁あんまし使わへんのですよ。
子供の頃転校がちだった後遺症で、いまだにストレンジャー イン
関西なんですけどね。

>でも、おがわはん、こんな文章はもうそろそろやめとこか。
>平仮名ばっかりになりよるで。

そうですねえ。味付け程度にしとこか、思てるんですけどね。(実は
けっこう気に入ってる。)
あと「おおきに」は使いますよ、田島さん。
ただ「おおきに」だけだと目上の人にはどうかなあと思ったんで、
使いませんでした。本来は「おおきに」はサンキュー ベリーマッチ
のベリーマッチにあたる表現で、標準語で言うと「どうも」に近いん
ちゃうか思いますけどね。
「○○でおます」は京都ではもともとあまり使わへんかったんとちゃう
かな。よう知らんけど。
大阪の人でも若い人はあんまし使わへんと思います。
ただギャグとしては使うやろし、大阪には存在そのものがギャグいう
人がいっぱいいはるからね。そういう意味ではけっこう使うかもしれ
へんね。うけるためには捨て身でなんでもしよるからね、大阪の人は。
(内輪的差別発言)

全然手塚度ないですね。どこがBJ第6話感想やねん。

じゃあ、ちょこっとだけ第6話(プラスα)ねた。

この話の最初でブラック・ジャックがお酒飲んでるでしょう。
あんまりブラック・ジャックが酒飲みという印象はなかったんですが、
この頃はけっこう飲んでたんですね。第4話アナフィラキシーでも、
バーで飲んでます。ただ、第6話ではウイスキーかブランデーを
ストレートで飲んでるけど(しかもなみなみとついでる、からだに悪
そう)、第4話ではなんかカクテルみたいなのを飲んでますね。
このカクテルがいまひとつブラック・ジャックの雰囲気にそぐわない
気がするんだけど。

いわゆる小ネタゆうやつですね。

次は誰か名古屋弁とか広島弁とかで書いてくださいよ。

おがわさとし


[osamushi 6318] Re: BJの感想 第6話
Date: Sun, 19 Dec 1999 21:41:59 +0900 (JST)

 田島です。こんばんは。

 おがわはんのメール:
> この話の最初でブラック・ジャックがお酒飲んでるでしょう。
 ・・・これ書こうと思ってたんです(忘れた!)。
 最初のシーンでお酒飲んでますよね。そのとき暖炉の前の
椅子に座っている。
 なんだかんだ事件があり、落着して、
「フーッ・・・・」と、またその椅子に腰掛ける。
椅子から始まり、椅子で終わる。
 ・・・ということは、お酒を飲んで眠くなり、そのまま
椅子で寝込んでしまったBJが見た「夢」の話・・・
とも解釈できると思いました。
 露骨に「夢オチ」で(「ああ夢だったのか、どうりで!」
などとBJに言わせる手で)描くと品がないので、
どうともとれる形にしたのではないかしら?
「まあ他人に話したって信用しっこないな」と
つぶやいているBJの姿は、眠ったようにも見えますし。

> 次は誰か名古屋弁とか広島弁とかで書いてくださいよ。
 全国津々浦々の人々が、方言でBJ感想を書いてくださる
とより楽しいんですけど。インターネットしてる実感が
湧きます。
(そんなこといって、シカゴ大学から英語のメールが来たら
どうしよう! うちは読めまへんのや)

 大阪弁の変換ができるワープロソフトができるといいですね〜。

風媒花


[osamushi 6429] BJ 第6話 感想
Date: Mon, 03 Jan 2000 20:10:44 +0900

 金沢みやおです。晩飯をすませて,さて続き。

「雪の夜ばなし」

 感想文を書くっ,とみがまえて読み直すと,「んなアホなコトがあるかいな,
 幽霊を手術するなんて,BJ,ムチャしたらいかんわムチャしたら(また!)」
 となってしまい,どうもいけません。
 初見では「うむむ,よくまあこんな話を考えた!」と納得し楽しんで読みました。

 手術の間,BJはどんなつもりだったのか。はじめは「不思議な雰囲気の兄妹
 が押しかけてきた。患者である母親とやらは見えないが,断るとなにするか分か
 らないから話を合わせておけ。金も持っているし」だったはず。
 なにしろ,兄妹も幽霊と知るのは手術後なので。

 でも,いったん患者の容体を脳裏に想定してしまったら,そこは超絶的技巧の
 持ち主BJ。人体の構造に関しては,細部まで完璧に頭に入っているから,
 まさに実際の手術をするのと全く同様にその手が動き,完全な手術が行われた
 ことでしょう。なればこそ,母親は(死んでいるけれど)助かったに違いあり
 ません。術後,BJもきっと成功の手応えを実際に感じたことでしょうね。


[osamushi 6452] Re: BJ 第6話 感想
Date: Wed, 5 Jan 2000 23:37:40 +0900 (JST)

お久しぶりです今晩は。渡辺です。
「ブラック・ジャック限定BOX」のチラシがないかと行った
本屋で「一週間で覚え五分で解く!!センター数学
コンピュータで40点!!」を買って帰った昨日の私。
(↑だからどうした。
本当に一週間で出来ると信じた自分が嫌…)

金沢さんの感想を読んで「今からでもOKなんだ!」と
思いメールを書く私です。

「雪の夜ばなし」について。
読み返して思い出したのですが文庫だと286ページにあたる
BJがメスを握って手術を始めるページ。
これ、最初ちゃんと読めなかったんです。
4コマ目の後に左隣りのコマに進んでしまい、
「BJ先生、もう壊しちゃったのにまた椅子を壊せと
言うのですか?」な流れに。
どうもおかしいと読み直したら、
コマはページをぐるっと一周していた。
まさかそう来るとは…。

先生と真仁子の
「いやな先生変な所ばかりさわって」
「失礼へんな所かいここは」
って会話がなんだか笑いそうでした。
ちょっと微笑ましい?(どこが)
真仁子さん「ばかり」って言ってないで最初に
触った時に言えばよかったじゃん。

久しぶりに読み返すと前とはまた違った印象が
あって面白いです。
思わず「雪の夜〜」収録の巻を
初めから読み直しました。
そしてまた1巻から…?読んじゃうかもしれない。

初めて感想らしきものを書いたというのに
なんて小憎らしい文なのだろう。
でもこれが私ということで。
ではでは〜。

chieko watanabe


[osamushi 7198] BJ 第6話 感想
Date: Mon, 27 Mar 2000 21:52:07 +0900

宮川です。 BJ 第6話 「雪の夜ばなし」 感想。

ちょとオカルト的な話し。でも、BJの表情がコミカルに変化する所が
面白いと思いました。(現金を貰ったところ・金がニセ札かどうか調
べるところなど)

寒い夜に、灯りをスタンドだけにして、一人で読んでみると、この話し
の雰囲気が感じとれるかもしれませんね。

<補足>

・チャンピオンコミックスの初版・昭和60年版・平成8年版とも内容
 変更はありません。

・週刊チャンピオン連載時の刷り色は、藍一色。ページ数、P20。
 ページ割り、扉−P93.本文−P94〜P112。
 発行日、73.12.24。

・手術関係−現金三千万円。支払い即金OK、しかし後に返す。
 幽霊の折れている首の手術−松本アヤ 45歳。

Takehisa Miyagawa


戻る