[osamushi 6454] BJ第9話 感想
Date: Thu, 6 Jan 2000 01:16:04 +0900 (JST)

 田島です。

 「ふたりの修二」について。

 長い!
 前後編に分かれていたのかな。連載時には。
(見てたはずだが記憶がありません。今見てるのは新書版)

 分かれていたとすると切れ目はどこ?
 当然強いヒキのある大ゴマ。体育館で待ってるぜ、と柴田に言われた
久美。彼女は女子更衣室に閉じ込められたのに、体育館の柴田の前に
久美らしい人影が現れる・・・「来たかよ、織田」
 ここですね?

 柴田くんはこのあと、久美を守るなかなか良いナイトになる。
 微笑を誘います。

 性差を示す図解は、思わずじーっと見てしまった(笑)。

 久美がトップレスになるシーンもありますが、(連載時)「別に
ペチャパイじゃないじゃん」と思いました。しかし、今見ると、
次の「鬼子母神の息子」の鬼子母神が非常に大胸(?)で(しかも片パイ)、
これに比較すればナイほうか、と思います(笑)。

 サスペンスものとして、本当に無駄のない構成。緊張感。
 薮内さんのまねをして私も言いたい・・・「好きな話です」!

  風媒花


[osamushi 6456] BJ 第9話 出演キャラクターリスト
Date: Thu, 6 Jan 2000 03:31:34 +0900

おがわです。

ブラック・ジャック 第9話 「ふたりの修二」出演キャラクターリスト(出演順)

  ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・東西電鉄織田社長
  ジェラルミン大公・・・・・・・・東西電鉄副社長明智光秀
  ナイロン・・・・・・・・・・・・・・・東西電鉄重役斎藤道三
  スパイダー・・・・・・・・・・・・・織田社長の秘書(?)
  ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・織田久実
  力有武・・・・・・・・・・・・・・・・消防隊員、地下街の従業員(2役)
  ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・織田の妻
  テツノのオッサン・・・・・・・・TVレポーター
  ヨッツン・・・・・・・・・・・・・・・・カメラマン
  タコ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・坊主
  ブラック・ジャック・・・・・・・・ブラック・ジャック
  ノールス・ヌケトール・・・・・教師
  外山・・・・・・・・・・・・・・・・・・織田修二
  ?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・柴田
  モクサン・・・・・・・・・・・・・・・地下街の客
  ケン一・・・・・・・・・・・・・・・・クラス委員
  フランケンシュタイン博士・医師

主役の修二ですが、1969年ごろからいくつかの短編で主役をやって
いた少年キャラのようです。
外山という名前は「空気の底」シリーズの中の「暗い窓の女」から。
その後、「7日の恐怖」「赤の他人」「白縫」なんかに出ています。
もしかすると「ブッダ」のチャプラも同キャラ?
あまり特徴のないキャラクターなので、スターキャラというには弱いの
ですが、時期的に集中して出ていることからも、手塚先生が同一
キャラクターとして認識していたことは確かだと思います。
特に「7日の恐怖」と「赤の他人」は同じデラックス少年サンデーだし。
(この2作のときのデザインが一番今回の修二に近い。)
手塚先生が暗い作品を多く描いていた時期のキャラクターなので、
どこか鬱屈した感じがありますね。
あと、偶然だとは思うけど、「暗い窓の女」には外山が友人の医師に
「性転換手術をやった経験があるか」と聞くシーンがあります。

久実は和登さんかな?とも思ったけど、髪の分け方が逆のようだし、
「ペチャパイ」というのもどうか。似てることは似てるけど。
ジェラルミンとナイロンはまさにはまり役ですね。

あと、顔は出てきませんが「秋田神社の名将阿久津信道」は、「化石
人間の逆襲」(全集版「38度線の怪物」収録)に「アークズ・ノブミッチ」
として登場してます。あとがきによると、秋田書店の編集者だった人
だそうですが、野口さんならご存知かな?

おがわさとし


[osamushi 6472] BJ第9話 感想
Date: Thu, 06 Jan 2000 22:25:05 +0900

倉田わたる です。

「性転換」という大ネタを、「催眠術」で、スマートに処理している。
ブラック・ジャックは、神のごとき(悪魔のごとき)手術をするのではなく、
催眠術をかけただけ。この点、第一話に近い。(神(悪魔)のごとき技術を
持っているだけに、こういう「トリック」が、いっそう引き立ちます。)

「幸せになれ」、と、送り返しますが、幸せになるためには、なにはと
もあれ「家出」が先決、と、私は思いますけどね。[;^J^]


[osamushi 6477] BJ 第9話 感想
Date: Fri, 07 Jan 2000 01:40:50 +0900

 今晩は。金沢みやおです。今日は9話分だけ。

「ふたりの修二」

 これまたマンガ喫茶で読んできた記憶に頼る。記憶のアヤシイところあります。

 久美は助かったとはいえ,修二も,副社長も,重役も死に,社長とその奥さんに
 してもその後,苦悩に満ちた人生を送ること必定(勘当こそしたが,どこかで生
 きていたはずの修二を本当に失ったから。しかもその大きな原因は自分達)。
 ラストシーンは一応明るく収めてはいるけれど,私には後味が悪く,今一つでし
 た。

 久美を性転換させてまで,地位・財産を守ろうとする社長に激怒した修二が,
 BJに,「その陰謀に 金で力を貸そうというヤツがいる!」と痛烈な非難を
 かまします。面と向かって(絵としては背後からですが)後ろ指をさされたBJ
 は,本当に痛い所を突かれたらしく,めずらしくもちょっとひるんだ表情を見せ
 たのが印象的でした。

 ああそうか。会社(王家)を守るために娘が性転換(男装)する話とは,これは
 またひとつの「リボンの騎士」なのか(かな?)。ジュラルミン大公と,ナイロ
 ン卿が出演するのは当然のキャスティングだったのですね(かな〜?)。
 「ふたりの修二」→「ふたりの王子」だったんだ!(かな〜〜〜?)。


[osamushi 6478] BJ 第9話 感想
Date: Fri, 7 Jan 2000 01:47:44 +0900

おがわです。

BJ第9話感想。

去年出た「人間ども集まれ!」完全版(実業之日本社)の巻末資料に
第9話の初出形が載っていて、ああ、確かにこれ読んだ記憶があるなあ
と笑いました。
見てない人のために再現すると、22ページ目、体育館で久実の前に
修二が姿を現わし、服を脱がすシーン、ブリーフ姿の久実が「ねえさんと
もうよぶなっ/ぼくはもう男だぞ!!」と叫ぶコマの次からが変更個所。
元の形は

1)さらにブリーフを脱がそうとする修二。「よし…はやくぬげ!!」
  ブリーフに手をかけ脱ぎ始める久実。
2)ブラック・ジャック、スナフキンのごとく登場。「よせ むだだ…」
  久実「ブラック・ジャック先生」
3)しゃしゃり出る作者手塚治虫氏。ブラック・ジャックに文句を言う。
 「なんで出て来たんだっ/せっかくこれからいい場面をかく所だのに/
  ひっこめ このジャマ者!」
4)憤慨する手塚氏。
 「おれ かきたいんだーッ/かくとチャンピオンの売り上げがあがる
  ぞっ/一回だけかかせろッ」
5)コマの外から矢のように投げ込まれるペン三角定規インク壷。
 「うるさい バカ/おまえこそひっこめ」
6)からだにペンが突き刺さりながらも、なお食い下がる手塚氏。
 「ふたりと5人じゃすきなことかかせているじゃんか/不公平!不平
  等!」
  とそばにいるオサムを指差し抗議する。
7)「よーするにおまえは年なのだ」 冷たく言い放つ哲学的先輩。
  「カックン」肩を落とす手塚氏。

若い方のためにちょっと解説しておくと「ふたりと5人」は当時チャンピオ
ンに連載されていた吾妻ひでお氏の人気マンガ。オサムと先輩はその
登場人物です。 

全集版「やけっぱちのマリア」のあとがきにも
「ぼくたちが少年漫画のタブーとして、神経質に控えていた性描写が
破られて、だれもかれも漫画にとりいれはじめたので、こんなばかばか
しい話はない、こっちはかけなくて控えていたのじゃない、かきたくても
かけない苦労なんか、おまえたちにわかるものかといったやけくそな
気分で、この駄作をかきました。」
とあります。
手塚先生の悔しさが伝わってくる一文ですね。
しかし、吾妻さんや永井豪先生を別とすれば、手塚漫画は当時の少年
漫画の中でも十分エッチな部類だったと思うが、いかがか。
ML新春特別企画として「私が興奮したドキドキした萌えたあきれた手塚
漫画のHシーン」というのはどうか。だめ?

どこが「第9話感想」かなあ・・・


次回、1月13日(木)のBJの感想を述べる会は 
ブラック・ジャックの神業的手術が見られる
第11話 「ナダレ」 チャンコミ2巻 全集9巻 文庫6巻
と、お待たせしました! ピノコ登場
第12話 「畸形嚢腫」 チャンコミ2巻 全集14巻 文庫1巻 収録
です。

おがわさとし 


[osamushi 6489] Re: BJ 第9話 感想
Date: Sat, 08 Jan 2000 10:02:38 +0900

こにしです。

押入れの中から掲載誌を探すのが大変で・・・
チャンピオンコミックスの1巻を買ってきました!
(渋谷のツタヤでは、コミックスはビニールで包装されていないので
中身を確認してから買えます!おまけに夜中の0時まで営業してるので便利)

平成11年10月5日で128版になってました!
約25年で128版!他にこれだけ刷られた漫画はあるんでしょうかね?

> ああそうか。会社(王家)を守るために娘が性転換(男装)する話とは,これは
> またひとつの「リボンの騎士」なのか(かな?)。ジュラルミン大公と,ナイロ
> ン卿が出演するのは当然のキャスティングだったのですね(かな〜?)。

リボンの騎士+日本の歴史といった感じですね。
社長と副社長のネーミングが織田信長と明智光秀と歴史上の人物から
付けられているのもユニークですね。(明智も最後死んでしまうし)

ジュラルミンとナイロンのコンビが、またいいですねえ。
この二人が実写化されるならTVドラマ「飛び出せ青春」の
江川教頭(穂積隆信)+塚本先生(柳生博)でやってもらいたい(笑)

織田社長が久美に「女を捨てて男になってくれ」と性転換手術をBJに
依頼するけど・・・織田社長が会社を他人に渡したくない!
という気持ちもわかるけど、久美が子供を作れなくなったら
結局は久美が社長になっても、次の世代で他人が経営する事になると
思うんだけど(^^;

修二と久美が学校内で再会するシーンで、突然BJが
「俺が手がけた患者だ。その後の様子を心配するのはあたりまえだろう」
と登場するけど・・・患者一人一人の様子を気にして巡回してたら
大変だろうに(爆)

こにしあきら


osamushi 6495] Re: BJ 第9話 感想
Date: Sun, 9 Jan 2000 21:36:53 +0900

おがわです。

こにしさん wrote:

>平成11年10月5日で128版になってました!
>約25年で128版!他にこれだけ刷られた漫画はあるんでしょうかね?


128版!すごいですね!
こうなると初版だけではなく100版とか200版とかのキリ版もコレクターズ
アイテムになったりして。
集めるなら今のうち!

>ジュラルミンとナイロンのコンビが、またいいですねえ。
>この二人が実写化されるならTVドラマ「飛び出せ青春」の
>江川教頭(穂積隆信)+塚本先生(柳生博)でやってもらいたい(笑)


分かりますねえ。
柳生博って最近は割といい人のイメージだけど、なかなかあのイメージ
抜けなかったですね。(30代だけか?)
「生きもの地球紀行」見てても、教頭の腰ぎんちゃくのイメージが・・・
確かにあの二人、ジェラルミンとナイロンのイメージだなあ。

>織田社長が久美に「女を捨てて男になってくれ」と性転換手術をBJに
>依頼するけど・・・織田社長が会社を他人に渡したくない!
>という気持ちもわかるけど、久美が子供を作れなくなったら
>結局は久美が社長になっても、次の世代で他人が経営する事になると
>思うんだけど(^^;

鋭い!気がつかなかった。

おがわさとし


[osamushi 6498] Re: BJ 第9話 感想
Date: Tue, 11 Jan 2000 10:31:47 +0900

こんにちは。しんどうです。
BJ第9話の感想です。
この話に出てくるキャラクターの中では僕は柴田が結構いい
味出してると思います。
特に本物の修二にぼこぼこにされた後ってなかなかいいです。
なんだかその前と後で顔付きも変わってる気もするけど。
アッという間に悪役から3枚目キャラに大変身ですね。
あと、はじめて読んだ時、「明智光秀19才の時の墓」
とか「名将阿久津信通が飲んだウィスキー」とかに妙にうけ
た記憶があります。

それから、改めてこの話を読み返してみると、いくつ
も疑問が。。。
一つめは、一体BJはどんな催眠術をかけたのか?ということ
です。
久美が女子更衣室で着替えていたりするのを見ると、自分は
男だと思い込ませている訳ではなさそうだし。
それから、重役の明智光秀って、わざわざ久美をさらって、
男か女かを調べさせたりした後で、修二が放火犯人であるこ
とを確認させていたりするのですが、これって、もっと早く
にやっていれば、自分が危ない橋を渡ることなく社長を失脚
させられるんじゃないかなという感じがします。

さて、ついでと言ってはなんですが、

From: "おがわさとし" <ogawa717@geisya.or.jp>
Subject: [osamushi 6478] BJ 第9話 感想
Date: Fri, 7 Jan 2000 01:47:44 +0900

> ML新春特別企画として「私が興奮したドキドキした萌えたあきれた手塚
> 漫画のHシーン」というのはどうか。だめ?
>
あ、これいいですね。

僕がどきどきしたといえば、「ロストワールド」の最後の方の敷島博士
(でしたっけ?)と植物人の女性(名前失念、あやめさんだったかもみじ
さんだったか。。。)とが地球に帰らずに残るシーンです。
なんともいえずエロティックでした。

それでは。

進藤哲央


[osamushi 6529] BJ 第9話 感想
Date: Thu, 13 Jan 2000 02:55:53 +0900

こーすけ@ごぶさたしてました

1週間以上空いてしまいました。実は、1月9日にちょっと演奏会があ
りまして、それに出ておりました。年明けから大忙しです(^^)
そういえば、9日に実写版BJが放映されていたそうで、、、家族がビ
デオに撮ったらしいのですが、どこに撮ったか忘れたとか。

さてさて、9話「ふたりの修二」の感想です。

これ、絵が凝ってるように見えるのは気のせいなんでしょうか。火事の
場面とか結構気合が入ってるような・・・ま、それはいいとして、筋の
ほうにはいります。みなさん書いておられるように、確かにみんな死ん
でしまうのはなんとも締まりが悪いです。そもそも、性転換ってのがな
んだかぎくしゃくしたものを感じてしまいます。
そうそう、29ページ目の柴田のやられ方とか、なんとも良いですね。
かっこよくなったり、まぬけだったり、、、そういえば、この話、37
ページもある長編だったんですか。
あと、もう一つ気になったこと。最後から2ページ目で久美が「運が、、
、なかったんだねぇ、、、よっぽど」って言ってますが、これこそ因果
応報というやつではないのでしょうか?と突っ込みたくなってしまいま
す。

Kousuke Nishimura(西村 浩輔)


[osamushi 6612] Re: 9話について
Date: Wed, 19 Jan 2000 02:13:03 +0900

薮内です。

田島@風媒花さんは書きました。
>  すみません薮内さん、質問なんですが(さっそく申し訳ありません)・・・
>
>  先日の「ふたりの修二」。私、「長いから前後編だろう」なんて、
> 適当な判断を書いてしまったのです。
>  その後どなたも、「そうだ」とも「違う」とも、反応してくださらない
> のですが、連載時の形は、ほんとは何頁だったのですか?

前・後編とも20ページ(扉1、本文19頁)ずつ、トータルは40頁です。

>  「切れ目はここですね」とかも書いてしまい、その手前、非常に気に
> なってしまって。連載時は私も読んでいたのですが、とっくの昔に
> 忘れ果て、(毎度そうですが)自分で謎を呼んでいます・・・

オリジナルの切れ目はもう2ページ進んで、修二が登場し、久美に
「服をぬげ!」と言い、上着を剥ぎとるコマで次週となります。

しかし、(前編)最終ページのハシラの文章をみると
”転校した久美は、その学校でいやがらせをうけ、軟禁された。
 だが、突然ナゾの人物が・・・・?” と書いてあります。
ところが、ナゾの人物を見て、久美は「修ちゃん・・・」と言ってますので
柱には”・・・・・軟禁された。だが、突然死んだはずの修二が・・・”と
なるべきですね。
多分、このときも原稿が遅れて、可愛そうに担当者は途中までの
原稿でハシラを考えたのでしょう。
ですから、田島さんの切れ目と考えたページとハシラの言葉は
見事に合致します。さすが、鋭い感覚ですね。
が、先生はもう2ページ書いちゃったんですね。

ここでも、疑問?
彼は長男だが「修二」ですよね、どうしてでしょう。
姉の久美がいて、二番目の子供だから「修二」なんでしょうか?
「ふたりの=二人の」だから「しゅう二」なんでしょうか?
あるいは、10話の「伊佐男」とおなじような付け方なんでしょうか?

野口さんにお聞きします。
「しゅうじ」という名前に心当たりあるでしょうか。

ps余談
後編の扉絵のBJは両目が書いてある「なかなかのいい顔」
です。
見たい方、応募を!

 薮内 覚


[osamushi 6613] Re: 9話について
Date: Wed, 19 Jan 2000 12:30:11 +0900

野口@飯能です。

2000.1.19 2:13 AM +0900に <薮内> さんが書きました。
> 多分、このときも原稿が遅れて、可愛そうに担当者は途中までの
> 原稿でハシラを考えたのでしょう。

手塚先生の場合、原稿の完成は常にギリギリですので、ネームを
とった段階でハシラも作っておき、原画の完成と同時にすべての
写植をその場で貼りこんで、出版社にも寄らず印刷所直行という
パターンがほとんどです。
この場合、「修ちゃん…」というネームがあっても、絵が入るま
で修二本人なのか、似た人物(後姿等)なのかわからないので、
担当は保険のために「謎の人物」にしたのかな?

コマ割りとネームだけでストーリーを読み取って、次号のヒキを
書かなくちゃならないってのは、いい頭の体操になります。
#人物の鉛筆のアタリも無いことが多いんですよ。ホントに。

> ですから、田島さんの切れ目と考えたページとハシラの言葉は
> 見事に合致します。さすが、鋭い感覚ですね。
> が、先生はもう2ページ書いちゃったんですね。

この2ページが、ハシラの写植も用意した後で出てきたとしたら、
担当者のパニックは最高潮に達してますね。
#わざとやって、新人いじめ(乃至試験)することもある。

> 野口さんにお聞きします。
> 「しゅうじ」という名前に心当たりあるでしょうか。

ありません。(チャンピオンの担当編集者の名前を知りたいな)
#この頃は『奇子』の原稿の受け渡しだけで、あまり手塚プロに
 長居することもなかったし、以前の知人にも居ませんね。
#関係ない小学校の同級生で、修二っていう長男がいました。
 坊主の息子でしたから、「二」に次男以外の別の意味もあるの
 かも知れませんね。(修二会なんてなかったっけ?)


[osamushi 6617] Re: 9話について
Date: Wed, 19 Jan 2000 13:51:14 +0900

野口@補足です。

2000.1.19 0:30 PM +0900に <Isao Noguchi> さんが書きました。
>> 「しゅうじ」という名前に心当たりあるでしょうか。
> ありません。(チャンピオンの担当編集者の名前を知りたいな)
> #この頃は『奇子』の原稿の受け渡しだけで、あまり手塚プロに
>  長居することもなかったし、以前の知人にも居ませんね。

関係ないと思うけれど、この頃、大都社の同僚で、後にファンクラ
ブマガジンの編集をする篠田君を、手塚先生に引き合わせていると
思います。(『奇子』の書き下ろし口絵は、彼が貰ってきたのかな
…む、覚えてない)
#でも、彼は「修一」なんだよなあ。

p.s.
小西さん、オフの晩の「双船」予約オッケーです。
#一人 \5000.で朝まで貸切。但しあまり高い酒飲まない事。(爆)

初台の住所はもうちょっと待って下さい。(手紙まだ書いてない)
#薮内さんか土田さん、この S32〜34(1959)年頃の初台の住所が
 ファンレターの宛先としてハシラに載っている雑誌ありません?


[osamushi 6621] Re: 9話について
Date: Wed, 19 Jan 2000 17:05:44 +0900

こーすけ@名前について書き忘れを思い出しました

> 薮内です。
>
<略>
> ここでも、疑問?
> 彼は長男だが「修二」ですよね、どうしてでしょう。
> 姉の久美がいて、二番目の子供だから「修二」なんでしょうか?
> 「ふたりの=二人の」だから「しゅう二」なんでしょうか?
> あるいは、10話の「伊佐男」とおなじような付け方なんでしょうか?

まず、修二からなんですが、友人に双子だから「二」がつくという人が
います。この2人、顔がよく似ているということは、もしや双子なんで
はないでしょうか?ま、そうすると「修二」と「久美」という全然関連
性のない名前にまた疑問が生まれてしまうのですが(^^;)

次に、伊佐男なんですが、適当につけた名前かなとも思ったのですが、
表題が「鬼子母神の・・・」なんですよね。お釈迦様がいさめる話。
~~~~~~~~
だから「いさお」なのかな、なんてしょーむないことを一瞬考えたので
した。野口さん、夢を壊してしまうような想像ですみません。

> ps余談
> 後編の扉絵のBJは両目が書いてある「なかなかのいい顔」
> です。
> 見たい方、応募を!

おぉ、見たいです。応募!します。ってどうしたらいいんでしょ。

扉絵って未刊行(?)のものがあるんですよね?もしや、今度の限定
BOXに入ってるのでしょうか。さすがに学生に1万5千はきつい!
のです。あぁ、どっかに1万円札落ちてないかなぁ(きょろきょろ)

#実は試験真っ只中であんまり暇じゃないのですが・・・
#こういう時に限って何故か投稿してしまふのですね、、、トホホ

Kousuke Nishimura(西村 浩輔)


[osamushi 6623] Re: 9話について
Date: Wed, 19 Jan 2000 08:11:09 +0900

土田です。

> 野口@補足です。
> p.s.
> 小西さん、オフの晩の「双船」予約オッケーです。
> #一人 \5000.で朝まで貸切。但しあまり高い酒飲まない事。(爆)
>
> 初台の住所はもうちょっと待って下さい。(手紙まだ書いてない)
> #薮内さんか土田さん、この S32〜34(1959)年頃の初台の住所が
>  ファンレターの宛先としてハシラに載っている雑誌ありません?

ようやく私にもオフのお手伝いが出来るようです(^^)。

「少年」付録の「鉄腕アトム」35年1月号に初台の住所がのっていました。

   渋谷区代々木初台539

これでいいのかどうかは判りませんがとりあえずご連絡します。
それでは。


[osamushi 6624] Re: 9話について
Date: Wed, 19 Jan 2000 22:37:10 +0900 (JST)

 田島です。
薮内さん、おおきにありがとうございます!

> > 連載時の形は、ほんとは何頁だったのですか?
> 前・後編とも20ページ(扉1、本文19頁)ずつ、トータルは40頁です。

 BJ初の前後編ということですよね?
いよいよ人気が確定的に・・・?

> オリジナルの切れ目はもう2ページ進んで、修二が登場し、久美に
> 「服をぬげ!」と言い、上着を剥ぎとるコマで次週となります。

 わーん。大きな態度で書いたのに、間違えました!

> しかし、(前編)最終ページのハシラの文章をみると
・・・ 中略・・・
> 多分、このときも原稿が遅れて、可愛そうに担当者は途中までの
> 原稿でハシラを考えたのでしょう。
> ですから、田島さんの切れ目と考えたページとハシラの言葉は
> 見事に合致します。さすが、鋭い感覚ですね。
> が、先生はもう2ページ書いちゃったんですね。

 薮内さんはこう書いてくださいましたが、これがテストなら点は
もらえてません。引っかけ問題(泣)。

しかしここの箇所で切ると、話全体の感じがずーっとHになりま
すね。
 次週は何が見れるんだろう、ドキドキ・・・と期待する(?)読者が
出てくる。修二がどんな性格の少年なのか、まだわかっていないだけに、
「ひょっとすると近親〇〇か」とまで・・・
手塚先生は、「ふたりの修二」をHな興味で読んでほしいとマジで
思ってらしたんだと、改めて理解できました。

 ハシラのことなんて、オリジナルを持っておられるかたがいないと
わかりません。今後も教えていただくことがたくさんあると思います。
 薮内ご意見番、よろしく!

 野口さんも、毎度ありがとうございます。

> > が、先生はもう2ページ書いちゃったんですね。
> この2ページが、ハシラの写植も用意した後で出てきたとしたら、
> 担当者のパニックは最高潮に達してますね。
> #わざとやって、新人いじめ(乃至試験)することもある。

 き、恐怖〜。

> (修二会なんてなかったっけ?)

 あ、なんか聞いたことあります。「しゅにえ」って読むんですよね。
(それ以上わかりません)

  田島加代子(風媒花)Fuubaika


[osamushi 6627] Re: 9話について
Date: Wed, 19 Jan 2000 23:33:55 +0900

野口@飯能です。さすが土田さん!お手数おかけしました。感謝です!!

#ところで、このプロバイダ、日本一安いだけあって、テレホタイムは
つながりませんねぇ。もう書き終えて30分以上待ってるんだけどなぁ。
#いったん退会して、別のメールアドレスから入会し直そうかな?
#昔は、どのプロバからでも送信できたのに、最近はセキュリティが厳しく
なって、メールアドレスの違うところ経由では送信できなくなっちゃった。

2000.1.19 8:11 AM +0900に <adihcust@mx1.ttcn.ne.jp> さんが書きました。
> 「少年」付録の「鉄腕アトム」35年1月号に初台の住所がのっていました。
>    渋谷区代々木初台539
> これでいいのかどうかは判りませんがとりあえずご連絡します。

ありがとうございました。m(_ _;)m
これで、たぶん、小西さんが(ぉぃぉぃ)調べられます。
悦子夫人にお手紙しても、たぶん(たぶんですが)これ以上のことはわからない
と、思います。本当に、感謝申し上げます。

なんか、手抜きのお詫びに…ってわけでもないのですが…って、ついでって…
わけでも…なんだかなぁ…。

2000.1.19 5:05 PM +0900に <にしむら こーすけ> さんが書きました。
> 表題が「鬼子母神の・・・」なんですよね。お釈迦様がいさめる話。
> ~~~~~~~~
> だから「いさお」なのかな、なんてしょーむないことを一瞬考えたので
> した。野口さん、夢を壊してしまうような想像ですみません。

と。でも、にしむらさんのこれだと「いさむ」だと思うけどなぁ。

で、手塚漫画と実在モデルについて、一、二。
編集者で一番気になってたのは、僕も、アクーズノブミッチ阿久津将軍なんで
すけど、実際お会いして、胸倉掴まれて「てめえ!」なんてやられると、
「なーんだぁ」って、なっちゃいまいして。(笑)
#要するに怖いからゴマすってんですよね。あれって。

次にお会いしたのが、佐々木小次郎なんかとトリオを組んでいた「石井さん」。
『少年ブック』の手塚番には、当時「大きい石井さん」と「小さい石井さん」と
二人の石井さんがいました。
「石井さん」ってキャラクターは、御存じの通り、チビで前髪が三四本前方に
ファサッと立っている、どっちかというと後にCOM編集長になる石井文夫氏に
似たキャラなんで、文夫氏に初めて会った時「漫画の『石井さん』ですか?」
って聞いたんですけれど、「あれは集英社の石井さん」って言われたんです。

結局「小さいほうの石井さん」ってのは、学生アルバイトの徹夜要員で「大きい
石井さん」のほうがモデルだってわかったんですけれど…。
この人って、言葉使いは確かに「……じゃないの?」とか「……でしょ?」って、
漫画の「石井さん」みたいなオネエ言葉使うんですけれど、どう見ても、一見、
ヤクザさんみたいな…オッサンなんですよねえ。(笑)
これには正直驚きましたです。はい。

僕が居た頃のモデルで一番本人そのままなのは、アシスタントの下ちゃん下村進。
ペンネーム下村風介=「フースケ」でしょうね。やっぱり。
名前も顔もそのままで、複数の手塚漫画の主役を張ったんだから…すごい。
でも、本人は、ちっとも嬉しそうじゃありませんでしたけど。(爆)


[osamushi 6631] Re2: 9話について
Date: Thu, 20 Jan 2000 00:57:51 +0900

> ここでも、疑問?
> 彼は長男だが「修二」ですよね、どうしてでしょう。

Ken様(キャプテンKen)も、長男なのに「ケンジ」ですね。
(BJから離れてしまいまして、どうも失礼いたしました…)

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『テレビ探偵団』の続報はどうした?のbpnのN
(実は…またビデオが行方不明になってしまいまして…)


[osamushi 6632] RE: Re2: 9話について
Date: Thu, 20 Jan 2000 01:23:56 +0900

おがわです。

>> ここでも、疑問?
>> 彼は長男だが「修二」ですよね、どうしてでしょう。
>
>Ken様(キャプテンKen)も、長男なのに「ケンジ」ですね。


「地球の悪魔」に出てきた福井英二、英三の双子の兄弟も、お兄さんが
いる様子はないですね。(それとも夭折した漫画家のお兄さんがいたのかな?)

おがわさとし


[osamushi 6639] Re: 9話について
Date: Thu, 20 Jan 2000 13:06:49 +0900

おがわです。

野口さん、いつも貴重なお話ありがとうございます!

>で、手塚漫画と実在モデルについて、一、二。
>編集者で一番気になってたのは、僕も、アクーズノブミッチ阿久津将軍なんで
>すけど、実際お会いして、胸倉掴まれて「てめえ!」なんてやられると、
>「なーんだぁ」って、なっちゃいまいして。(笑)
>#要するに怖いからゴマすってんですよね。あれって。

そういう人なんですか。
「化石人間の逆襲」でもこわそうな顔してましたね。

>次にお会いしたのが、佐々木小次郎なんかとトリオを組んでいた「石井さん」。

「おお!われら3人」、「複眼魔人」で佐々木小次郎、高千穂日出男と
トリオを組んでた人ですね!
たしか「ブラック・ジャック」のどこかにも顔を出していたはずです。
モデルがいたとは。

>この人って、言葉使いは確かに「……じゃないの?」とか「……でしょ?」って、
>漫画の「石井さん」みたいなオネエ言葉使うんですけれど、どう見ても、一見、
>ヤクザさんみたいな…オッサンなんですよねえ。(笑)

意外。石井さんて、小柄で童顔で人のよさそうなキャラなのに。

>僕が居た頃のモデルで一番本人そのままなのは、アシスタントの下ちゃん下村進。
>ペンネーム下村風介=「フースケ」でしょうね。やっぱり。
>名前も顔もそのままで、複数の手塚漫画の主役を張ったんだから…すごい。
>でも、本人は、ちっとも嬉しそうじゃありませんでしたけど。(爆)

フースケまで!
しかしペンネームが「下村風介」だったんですか?
それじゃその人、デビューしようと思っても、そのペンネーム使えないじゃ
ないですか!

おがわさとし


[osamushi 6641] Re: 9話について
Date: Thu, 20 Jan 2000 15:23:21 +0900

野口@飯能です。

2000.1.20 1:06 PM +0900に <おがわさとし> さんが書きました。
>>#要するに怖いからゴマすってんですよね。あれって。
> 「化石人間の逆襲」でもこわそうな顔してましたね。

もちろん、いつも怖いわけじゃないでしょうが。(笑)

>>次にお会いしたのが、佐々木小次郎なんかとトリオを組んでいた「石井さん」。
> 「おお!われら3人」、「複眼魔人」で佐々木小次郎、高千穂日出男と
> トリオを組んでた人ですね!

このトリオって、まったくアンバランスなんですよねえ。
なんで一人だけ姓だけの「石井さん」なんだろうって、『複眼魔人』のころ
から思ってました。
#このころ『おもしろブック』の手塚担当だったんでしょうね。(推測)

> 意外。石井さんて、小柄で童顔で人のよさそうなキャラなのに。

手塚先生は、本質を見ていたのかも知れませんね。(これも推測)

> フースケまで!
> しかしペンネームが「下村風介」だったんですか?
> それじゃその人、デビューしようと思っても、そのペンネーム使えないじゃ
> ないですか!

『アトムクラブ』のカットなんか描いてもらってましたけど、ついに漫画は
一本も描かずに故郷(宮城だったか?)へ帰りました。
10数年前、突然うちへ来て「今、夏は網戸の張り替え、冬は焼芋屋で、大宮の
親方のタコ部屋に居るんだ」って言ってましたけど、今頃何をしてるのか?
#漫画のフースケ同様、飄々とした気のいい男で、『カッパコミックス』の
 T氏、『少年サンデー』のI氏と気が合った四人でよく飲みに行きました。
#I氏が明け方歩いてアパートに帰る途中、疲れて手塚邸の編集部屋で寝ようと
 トイレの窓から侵入し、朝悦子夫人が廊下の足跡を見つけて大騒ぎになって
 いる頃、一緒に飲んでいたわれら三人は、フースケのアパートで寝てました。
#あれ以来I氏とも会ってないけれど、担当を辞めさせられただけでなく、
 小学館も辞めさせられたのだろうか? それともまだいるんだろうか?
#だからあの時「フースケの所に泊めてもらおう」ってあれだけ誘ったのに。
#青春まっただ中の、めちゃくちゃ時代の思い出の一つです。


[osamushi 6644] RE2: Re2: 9話について
Date: Thu, 20 Jan 2000 23:32:07 +0900

[osamushi 6632] の おがわさとし様

> 「地球の悪魔」に出てきた福井英二、英三の双子の兄弟も、お兄さんが
> いる様子はないですね。(それとも夭折した漫画家のお兄さんがいたの
> かな?)

そ、そう考えると、このネーミングも、なかなか奥深いものがありますね…。
合掌…。

bpnのN


[osamushi 7218] BJ 第9話 感想
Date: Wed, 29 Mar 2000 21:48:47 +0900

宮川です。 BJ 第9話 「ふたりの修二」 感想。

リボンの騎士のセッテング路線に、ほんのちょっと感じが同じかなと
思いました。性転換については、別ですが。

さて、修二はラストの方で本当に死んでしまいます。
チャンピオンコミックス、P189.4コマ目の久美の台詞は、
何か人間の真理があるように思いました。

<補足>

・チャンピオンコミックスの昭和版・平成版とも内容変更はありません。

・週刊チャンピオン連載時の刷り色は、前編・後編とも藍一色。
 ページ数は、前編・後編とも、P20。ページ割りは、
 前編−扉−P167.本文−P168〜186。
 後編−扉−P141.本文−P142〜160。
 発行日、74.1.14−1.21。

・手術関係− 織田久美 性転換手術(実はしてない、催眠術) 
 手術代、4千万円 支払い不明。

Takehisa Miyagawa


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