[osamushi 8955] BJ第90話感想
Date: Sun, 17 Dec 2000 16:30:56 +0900

 皆さんこんにちは。やーづです。

 BJ第90話「シャチの詩」
 美しい入り江で、BJが過去の友人シャチのトリトンのことをピノ
 コに語ります。トリトンとの話を通して、BJの人となりがよく表
 れていると思います。「かれは海からやってきたのだ…」というせ
 りふ、詩的です。トリトンとの出会い、楽しい思い出から、別れま
 で語られますが、BJの孤独や友情や信念がわかります。「もう治
 せないんだ!!」というせりふはせつないですね。

 最後の1ページは印象深いです。「やっと拾ったさいごの一粒」と
 いうことばには、BJのトリトンへの思いが感じられます。
 「話はそれだけだ」「人にこんな話するんじゃないぞ −行こう」
 5年前には一人でここの岩に腰をおろしていたBJ、今はピノコに
 そういいます。
 「ね 先生 いまは ひとりぼっちじゃ ないわよね」
 なんてあたたかく、なんて勇気づけられることばでしょう。
 手をつないで行くBJとピノコの後ろ姿。ことばでは表現できない
 ような思いをいだいて見つめてしまいます。(ピノコがBJのコー
 トにつかまっているんじゃなくて、手をつないでいるんだと思うん
 ですけど。)

 ピノコもたいへんかわいらしく描かれ、またトリトンの表情なども、
 「手塚先生ってすごいなあ」とあらためて思ってしまいます。

 [8944]で、
 >小2のころ、一緒に下校する友達に、読んだBJのストーリーを
 >話す、ということをよくしていました。「シャチの詩」…
 >の話をした時のことは今でもよく覚えています。
 と書きましたけど、
 「再診だから十万円もらいましょうかね 患者さん」
 のくだりとせりふを話していたら、
 友達「十万円?!たかーい。やっぱり治療代高いんだね!」
 私「ううん、人間だとね、300万円とか500万円とかだから、動物だ
 からこれでも安いんだよ」
 こんなやりとりが記憶に残ってるんです。

 あと、[8944]ではまた、BJには親しみの感情を持ったと書きまし
 たけど、それはBJの「傷あとだらけの姿」になんです。私は5歳
 の時ある病気になりまして、一命はとりとめましたけど頭のてっぺ
 んからつま先まで、たくさんの傷あとが残りました。大人になった
 今でこそそれらの傷あともうすくなりましたけど、小学生の時はし
 ばしば「やーづちゃんて、どうしてそんなに顔に傷があるの」と聞
 かれたものです。小さい頃の私はのんきに「わー、私ってブラック
 ジャックみたい!」と喜んでいましたけど(^_^;。

 >カオスさん
 レスありがとうございました。嬉しかったです(^_^)。
 以前、カオスさんがお作りになったアンケート、「答えたいぞ!」
 と思いながら、皆さんのお答えを拝見していました。


[osamushi 8962] BJ第90話など
Date: Mon, 18 Dec 2000 02:23:31 +0900 (JST)

こんにちは、サトウ@卒論です。
久々のレスになります(^。^)

>やーづさん

BJ第90話、私もピノコの言葉にかなり感動しました。
切ないシャチの話にBJの「孤独」が隠されていますよね。
このストーリーの奥深さは手塚先生ならでは。
病気や怪我は医者しか治せないけれど
「孤独」に関しては
きっと誰もが「癒す力」を持っているのだと感じました。
その力を使いこなせるピノコのようになりたいものです(^^)。

最近興味のあるBJのストーリーは
文庫本8巻にある「イレズミの男」です。
「いのち」「仁義」「男の約束」・・・・
これらを踏まえたこの作品に、手塚先生の
メッセージを感じる今日この頃。
きっとBJはリスクを冒して約束をやぶってでも、
生きる喜びを教えたかったのではないでしょうか。

話は変わりますが、
先日のアンケートにお答えくださった皆々様、
本当にありがとうございました!!
ただいま卒論製作中です。
アンケートももう一度行おうと思っておりますので、
御協力頂ければとても嬉しく思います。

それにしても、「作品分析」という名目で
漫画を読んでいるだけの日々をどうにかしなくては・・・。

さとう あけみ


[osamushi 8965] BJ  第 90 話 出演キャラリスト
Date: Sun, 17 Dec 2000 02:55:18 +0900

おがわです。

BJ 第90話 「シャチの詩」 出演キャラクターリスト(出演順)

  ブラック・ジャック・・・ブラック・ジャック
  ピノコ・・・・・・・・・・・・ピノコ
  ?・・・・・・・・・・・・・・・トリトン

今回は登場人物(動物)そのものが少ないんで、結局BJとピノコ
だけですね、分かったのは。漁師たちにはそれらしきキャラは
見当たらないし。「どろろ」の二郎丸、三郎丸はシャチだっけ、と
思って見なおしたらサメでした。

子供を食べたのは「ヤクザな友だち」の方という設定なのだと思う
のですが、話の中では説明されていませんね。
それともシャチが人を食べるのは自然の営みだからしかたのない
ことだ、ということなんだろうか。

おがわさとし


[osamushi 9008] BJ 90話 感想
Date: Sun, 24 Dec 2000 22:50:16 +0900

薮内です。

90話 「シャチの詩」

この話はどう捕らえたらいいのでしょう。
おがわさんは書きました。
> 子供を食べたのは「ヤクザな友だち」の方という設定なのだと思う
> のですが、話の中では説明されていませんね。
> それともシャチが人を食べるのは自然の営みだからしかたのない
> ことだ、ということなんだろうか。

このことが前提でなければ、この話は封印すべきです。
BJが如何に神業であっても、彼の手術のおかげで
子供3人が犠牲になるとは、手塚先生のマンガとは思えません。
子供を他のシャチが襲ったのをBJの恩義から助けたのを
漁師の人たちに勘違いされたシーンがさりげなく欲しかったですね。

やーづさんの言う
>  「ね 先生 いまは ひとりぼっちじゃ ないわよね」
>  なんてあたたかく、なんて勇気づけられることばでしょう。
>  手をつないで行くBJとピノコの後ろ姿。ことばでは表現できない
>  ような思いをいだいて見つめてしまいます。(ピノコがBJのコー
>  トにつかまっているんじゃなくて、手をつないでいるんだと思うん
>  ですけど。)

この言葉が生きてくると思います。
テーマは良かったがストーリー的にチョット急いだように思えます。

 薮内 覚


[osamushi 9013] Re: BJ 90話 感想
Date: Sun, 24 Dec 2000 13:37:33 +0900

きむらです。
ちょっと疑問に思ったのでヒトコト…。

On Sun, 24 Dec 2000 22:50:16 +0900
薮内wrote:

> 薮内です。
>
> 90話 「シャチの詩」
>
> この話はどう捕らえたらいいのでしょう。
> おがわさんは書きました。
> > 子供を食べたのは「ヤクザな友だち」の方という設定なのだと思う
> > のですが、話の中では説明されていませんね。
> > それともシャチが人を食べるのは自然の営みだからしかたのない
> > ことだ、ということなんだろうか。
>
> このことが前提でなければ、この話は封印すべきです。
> BJが如何に神業であっても、彼の手術のおかげで
> 子供3人が犠牲になるとは、手塚先生のマンガとは思えません。
> 子供を他のシャチが襲ったのをBJの恩義から助けたのを
> 漁師の人たちに勘違いされたシーンがさりげなく欲しかったですね。

子供を食べたシャチを助けるのはいけない..のでしょうか?
シャチにはシャチの生きていくルールがあると思います。
シャチにしてみれば人間はテリトリーを荒らす敵なので
誰彼かまわず攻撃して当たり前だと思うんです。
また、人間には人間の生きていく事情があるわけだから、
シャチを撃退するのも当たり前だと思います。

「子供を食べるシャチ=悪者」
「だから子供を食べたのはヤクザなシャチのほう」
「BJと友達のシャチは人間を害すはずがない」
という観念はちょっと視野が狭いように感じます〜。

BJは、(シャチを)治す→(漁場をシャチが)荒らす→治す→荒らす…
という賽の河原で積む石状態を終わりにするために、
また、シャチの攻撃で人が傷ついてることもかんがみて
シャチの治療を控えたのではないでしょうか?
このお話、わたしは、
BJを孤独に追いやっているのは人間なんですが、
(BJ自身とも言えるのですが…。つっこまないでおこう〜)
BJはシャチとの友情を捨て
人間を守る側についたのだと考えていました。

ううーん。すごく好きなお話だったので
つい語気荒くなってしまいました。ごめんなしゃい〜。

Naomi Kimura


[osamushi 9017] BJ第90話感想
Date: Mon, 25 Dec 2000 03:03:42 +0900 (JST)

 第90話「シャチの詩」について;

> 薮内です。
> この話はどう捕らえたらいいのでしょう。
> おがわさんは書きました。
> > 子供を食べたのは「ヤクザな友だち」の方という設定なのだと思う
> > のですが、話の中では説明されていませんね。
> > それともシャチが人を食べるのは自然の営みだからしかたのない
> > ことだ、ということなんだろうか。
>
> このことが前提でなければ、この話は封印すべきです。
> BJが如何に神業であっても、彼の手術のおかげで
> 子供3人が犠牲になるとは、手塚先生のマンガとは思えません。

 シーワールドのシャチに比べると、トリトンはかなり小さいです。
今ちょうど、「クジラはどんな恋をするのか」(世界文化社)
という本を見てました。
 この本によると、シャチの大きさは2〜9メートル。
 絵を見るとBJと同じくらいの大きさですから、まだ子供なんで
しょうか、トリトンは。

「シャチは、魚類、イカなどのほかに、アザラシや小型ハクジラ、
ペンギンといった海生哺乳類や海鳥をも食べてしまう唯一のクジラ」
とも書いてありました。
 常習的に人を襲うシャチがいるのかどうかはよくわからないんです
が、人食いライオンにしろ人食いグマにしろ、もともとは人間の側
に悪い点があって(彼らの食料を奪ったり、ケガをさせたり、
生活をおびやかしたりして)、本来は人食いではない動物が人食いに
変貌するらしいです。

 トリトンが漁場荒らしになった原因は、何かしら人間がしでかした
悪事(?)にあるのかなあ、と思いました。

 同じクジラの仲間であるイルカは、人間の心を癒すなんてことが
言われています。シャチのほうは「キラー・ホエール」と呼ばれる、
海の乱暴者だそうですが、トリトンはBJの心を癒してくれました。
 そのトリトンとの悲しい別れ・・・BJがトリトンを見捨てざるを
えなかったのは、やはりトリトンが子供を殺したからだと思います。
 BJも手塚先生も、人に危害を加える動物を助けることは
できないと判断したということですが、「こんな利口な動物(恩を
知っている)を死なせるのは、ほんとはいやなんだ、という
気持ちが、この漫画には流れているように思いました。

虫媒花


[osamushi 9023] BJ第90話感想
Date: Tue, 26 Dec 2000 01:42:32 +0900

 みなさん今晩は。金沢みやおです。
 年末でバタバタしてます。となりでは私の低速プリンターが、延々と年賀状を
 印刷する音が続いています。なかなか感想文を書く余裕がなく出遅れています。
 すこしずつ追いかけます。

 「シャチの詩」

 えーと、愛着をもたせた動物の死をもって泣かせる王道パターンか?という
 のが最初の印象でして、実は私今回はあんまり感心しませんでした。

 孤独なBJと傷ついたシャチの出会い。友情(?)。しかし漁場あらしと知った
 BJはもう治療ができない。それでも健気に、毎日真珠を持ってくるシャチ。
 治してやりたいが、それはできないBJ。キラキラ輝く真珠にかこまれて、
 息を引き取るシャチ。追憶にひたるBJ……。

 うーむ完璧!。完璧なんですが、ちょっと出来すぎで、作為を感じてしまった
 私はちょっとそのー、もうひとつそのー、いただけませんでしてそのー(と歯
 切れ悪し)。

 『死を呼ぶ黒衣の医師! BJに出演するな! 動物達の間に暗黒の噂!』
 てな話をまたやろうかと、これまでの実績(動物ネタでの死亡率)をまとめ
 かけましたが、これは取りやめ。助かってる動物もけっこういましたので。

 シャチものの映画「オルカ」や「フリー・ウィリー」との関係はどうか?。
 本エピソードのほうが、あきらかに早いです。

 ところで、BJはシャチに孤独を慰められます。
 今でこそ、イルカやクジラによる「ヒーリング」「癒し」なんて考えが浸透
 していますが、本作初出の75年頃には、まだまだそういう概念がなかった
 んではないでしょうか。「ヒーリング」の「癒し」のと言われ出したのが
 ここ10年くらいでは?。60年代TVドラマ「わんぱくフリッパー」での
 イルカは「愉快なともだち」だし、70年代アイドル歌手、城みちるの
 「イルカに乗った少年」はラブリーなファンタジーだしで、ヒーリングとは
 ちょっと違う。
 話にはけちを付けましたが、シャチヒーリングを先取りした、手塚先生の、
 かわらぬ先見性には恐れ入りました。
 (しかし、ヒーリング・癒しという言葉は、ちょっと使われ過ぎで、私は
  あんまり好きではありませんが)


[osamushi 9093] BJ 第90話 感想
Date: Mon, 8 Jan 2001 21:44:48 +0900

宮川です。 BJ 第90話 「シャチの詩」 感想

孤独だった時代にBJにシャチの友達があった。
しかし、そのシャチは漁場あらしで有名であった。
ケガをするたびにBJはシャチを治し、シャチは
BJに真珠とかを運んで持ってきた。
しかし、ある日漁村の三人の子供がシャチに殺され、
シャチ狩りがあり、BJのシャチの友達はまたケガを
してきたがBJは、もうシャチを治さなかった。が、
シャチは真珠などを運びつづけ、やがて彼は死んでいった。

子供を殺したシャチが、はたして彼であったのか判らない。
BJは何を根拠にして彼との縁を切ったのだろうか?

<補足>

・チャンピオンコミックスの昭和版・平成版、変更なし。

・週間チャンピオン連載時の刷り色、墨一色。ページ数、P21。
 ページ割り、扉表紙、P85.本文−P86〜P105。
発行日、75.9.15.

Takehisa Miyagawa


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