2008/03/29 18:31
[osamushi 13233] 大阪府立国際児童文学館存続のお願い
のりみです。ご無沙汰しております。
というか、このML自体が静かですね(^^;)
さて、今回は皆さんにお願いがあって投稿いたします。
大阪府吹田市の万博記念公園内に「大阪府立児童文学館」という施設があります。
http://www.iiclo.or.jp/
手塚作品の未収録を調べられる方はご存知の方も多いと思いますが、
ここ国際児童文学館には戦前の絵本から現在の少女マンガ雑誌にいたるまで、漫画雑
誌がきちんと収集保管されています。当然この中にはには『漫画少年』『少女クラ
ブ』『なかよし』『COM』といった貴重な漫画雑誌も含まれます。この館の方針は
「児童文化をまるごと保存して、研究して、発展させるための施設」なのです。よっ
て、子供向けに発行された本はすべて収集するという意味でマンガ雑誌も研究資料と
して幅広く収集保管されています。そして2階受付で申請すればすぐに閲覧できま
す。ここまでの規模の優れた施設は関西では他に例がありません。京都国際マンガ
ミュージアムがマンガ連載誌のデータベース化を目指してはいますが、膨大な量ゆえ
未整理の部分が多いのです。だから資料としてのマンガ雑誌を研究する者にのとって
この施設は無くてはならないものです。
私が主に閲覧したのは『リボンの騎士』、『エンゼルの丘』、『どろろ』、『ガラス
の仮面』などの連載誌、未収録ぺージです。
昨年9月には、ここでマンガ研究者・宮本大人さん(北九州市立大学)と『リボンの
騎士』の担当編集者であった丸山昭さんとの対談が行われました。
http://norimi.blog45.fc2.com/blog-entry-227.html
講演終了後、地下の書庫を見せていただきその量と種類の豊富さに感激したのです
が、同時に説明をしてくださった職員の、児童書に関する並々ならぬ見識と館に対す
る深い愛情に感銘を覚えました。
ところが、この国際児童文学館が存続の危機に瀕しています!
大阪府の橋下知事が3月20日、国際児童文学館を視察し、府立図書館と統合を示唆
したというニュースが報じられました。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/localpolicy/131342/
要するに「中之島図書館と府立中央図書館以外の府立施設は不要!児童文学館は切捨
てよ!」という話。
まったくもってマスコミ向けパフォーマンスの格好のターゲットになってしまったの
が、この国際児童文学館だったというのは実に悲しいし、怒りがおさまりません。
私がこのニュースを知ったのは、以前、大阪府立国際児童文学館で行われた講演でお
会いしたこともある宮本大人さんのブログでした。宮本氏はブログ上で、児童文学館
切捨ての何が問題なのか、府立図書館や中之島図書館に統合することによりどのよう
な問題が生じるのか、以下の3点をあげ、非常に明快に論じられています。
1.児童文学館は、「児童文学」に限らず、マンガも含めて子供向けの出版物は何で
も受け入れている
2.児童文学館の活動は「図書館」のそれには「類似」していない
3.見直しの手法が拙速・強引すぎる
宮本大人のミヤモメモ ■大阪府立国際児童文学館存続運動に賛同します。
http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/20080325
非常に長い文章ですが、どうか最後まで読んでください。
まず橋下知事は児童文学館の館の本質そのものを誤解している!
次に児童文学館が収集しているマンガも含めた上での貴重な資料が、府立図書館との
合併によって散逸し、最悪の場合捨てられる恐れがある。
この問題点を橋下知事は全然わかっていません。
私はあくまでいち手塚ファン、いちマンガファンに過ぎず、うまく理詰めで論じられ
ないのですが、宮本さんは児童文学館が廃止されるとどうなるのか、きっちり論じら
れています。だから、この記事を最後まで読んでください。私も宮本さんの意見に全
面的に賛同し、大阪府立国際児童文学館の存続をお願いしたいと思います。
また、ミヤモメモにリンクが貼ってありますが、ひこ・田中氏の「児童文学書評」に
て国際児童文学館存続のための署名活動が行われています。
趣旨に賛同していただける方はどうか是非ご協力をお願いいたします。
http://www.hico.jp/
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田浦紀子
http://norimi.blog45.fc2.com/
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