[osamushi 7000] BJ 第 25話 出演キャラリスト
Date: Sat, 4 Mar 2000 02:54:10 +0900

おがわです。

例によって、BJ 第25話 「灰とダイヤモンド」 出演キャラクターリスト(出演
順)

  百鬼丸・・・・・・・・・・・・・・・・・百鬼博士
  ヒゲオヤジ・・・・・・・・・・・・・・松方
  ブラック・ジャック・・・・・・・・・ブラック・ジャック
  ヒョータンツギ・・・・・・・・・・・松方の憤慨
  オッサン・・・・・・・・・・・・・・・・松方の執事

第2話「ミユキとベン」以来二回目の百鬼丸主演作。
最近「どろろ」読み返してるんですが、やはりいいですねえ。
養老ホームの老人たちはこの作品用に作られたキャラクターでしょうが、
みんな1コマしか出てこないのに、一人一人見事に描き分けられています。
しかし、この養老ホーム、最初に出てきたコマと後のコマではとても同じ
建物に見えない。しかもあとのコマ、パースでたらめ(笑)。
こういうことには手塚先生、意外なほど無頓着だったんですね。

おがわさとし


[osamushi 7005] BJ第25話感想
Date: Sat, 4 Mar 2000 22:18:33 +0900 (JST)

 田島虫媒花です。今晩は。

 第25話「灰とダイヤモンド」について:

 今回はBJと百鬼丸、2大いい男の競演。
 女性ファン必見ですよー!

 ごうつくばり守銭奴ジーサンを演じている
火氣親爺も、私は憎めません。だって、当人
も何度も言ってるけど、自分で稼いだお金を
独占して何が悪いの? 筋が通っているじゃ
ないですか。他人を信用しなくなった原因も
はっきり言っているし、動機には無理がない
と思うんです(ナサケ心がないのは、もちろ
んいけませんけど)。

 先日のサイボーグの話題で、ビッグXを見
直していたので、連想したんですが、ビッグ
Xの薬の処方を記録したジュラルミン板も、
主人公の父親のおなかの中に手術で入れられ
ていました。
 大切なものを肉体に埋め込んで隠す、とい
う発想は、他にも描かれているのではないか
と思いますけど、今のところ、思い浮かびま
せん。

 おがわはんも書かはってるとおり、オバー
チャンのモブシーンはすばらしい!
 ひとりひとりが描き分けられていて、じっ
くり見ると味わいの深いこと。101匹わん
ちゃん大行進ならぬ、ばーちゃんじーちゃん
勢揃い。大迫力。何人いるのかな?

  田島加代子(虫媒花)Chuubaika


[osamushi 7006] RE: BJ第25話感想
Date: Sat, 4 Mar 2000 23:13:17 +0900

藤原です。

> 大切なものを肉体に埋め込んで隠す、とい
>う発想は、他にも描かれているのではないか
>と思いますけど、今のところ、思い浮かびま
>せん。

と、言われて思い出すのは、「ダスト18(全集では、ダスト8)」ですね。
「命の石」を隠すシーンを思い浮かびますね。
腹とか頭とか・・・。

少年サンデーで、リアルタイムで読んでいた頃は、ちょっと暗いかな
と思っていました。


[osamushi 7008] Re: BJ第25話感想
Date: Sat, 4 Mar 2000 23:53:29 +0900

薮内です。

>  田島虫媒花です。今晩は。

お久しぶりですね。私が書かないからですが。

>  第25話「灰とダイヤモンド」について:
>
>  今回はBJと百鬼丸、2大いい男の競演。
>  女性ファン必見ですよー!

百鬼丸のファンは女性に多いですね。
昔「どろろ」が掲載されたとき、読んでましたが、なぜこの百鬼丸が
主人公でないのかさっぱりわかりませんでした。
(もっとも、今でもわかりませんのでどなたか教えて下さい。)

さわやかなと言うべきか、こんな終わり方のBJは珍しいと思います。
並の時なら、ラストに「ダイヤも灰になってしまった、本当に墓場まで持って
行きやがった」とBJが煙を見上げていると、その煙の中で松方=ヒゲオヤジ
が「どんなもんだ」と笑っている顔がある、というシーンが出てきて当然と
思いますが、さすがに手塚先生にも「老人問題」は何とかしなければと
言う思いがあったのでしょうか。

さて、ここでオリジナルと全集で面白い書き換えがあります。
ラストページで百鬼博士が「ダイヤは老人ホームへとどけたよ」という
コマの下のコマは、オリジナルでは「えーッ」と大の書き文字で横向きの
BJが驚いて、口を開いています。(「えーッ」とセリフを言うわけですから)
さらに次のコマで「あんたも・・・・」と言いながらやはり口を開いています。
全集では「えーッ」はないし、顔はほぼ正面、口は見えない。
その下のコマでも口は一本線で閉じていますね。

「えーッ」と驚くシーンはここで話にぴったりと思うんですが、
手塚先生、何が気に入らなかったんでしょうね。

その下のコマは全集の方がBJらしい顔です。
オリジナルでは安物の吸血鬼風です。

見せてあげたいな>虫媒花さん

 薮内 覚


[osamushi 7009] BJ第25話感想
Date: Sun, 05 Mar 2000 00:04:30 +0900

 みなさんこんばんは。3/2に,大阪梅田阪急32番街の書店,紀ノ国屋(コミック
 専門支店)へ行ったら,BJの秋田文庫版16巻がこの5月に出る,と平積みの15
 巻のそばに掲示してありました。15巻は相当売れたようですね!。

 「灰とダイヤモンド」

 孤高のヒーローには,どちらかと言うと「孤児院」がつきもの。
 「タイガーマスク」のキザ兄ちゃんこと伊達直人しかり,料理界のBJこと
 「ザ・シェフ」の味沢匠もまたしかりだ。
 しかるに,超高齢化社会・老人問題をも見据えるBJは「養老ホーム」のお年寄
 りと仲良しだ。研修医のころ定期健康診断にでも派遣されたのをきっかけに,そ
 の窮状を知り,以後なにくれとなく面倒を見てきたのであろうか。世界のVIPを
 相手にする一方,弱い庶民にも目を向ける,間口のひろ〜〜〜いBJである。

 困窮するお年寄りのためならば,ごうつくばりで欲の皮のつっぱった金持ち因業
 じじいの財産など,スキあらばちょろまかしても全然オッケー!,と柔軟な思想
 を見せるBJであった。アクリル玉をちゃあんと準備したり,老人の先が長くな
 いと見抜いている所など,ほとんど計画的完全犯罪ねらいか?。なんだか上手い
 こと正当化してはいるが,なかなかあくどいぞBJ!。
 患者の命を救うのがBJのポリシーだろうに,と追求するのはまぁやめて,ここ
 は「義賊 鼠小僧次郎吉」同様の読み方をしておこう。

 百鬼先生まで丸めこんで,二人で祝杯を上げている場合ではなく,ちゃんと最後
 までホームの面倒をみないとダメだよBJ!。お年寄りや,ホームの事務長では,
 とてもじゃないが,30億円相当のダイヤをうまくさばいて,ホームを新築する
 なんて芸当はできないぞ!。

金沢みやお


[osamushi 7443] BJ 第25話 感想
Date: Tue, 02 May 2000 15:07:25 +0900

こーすけ@忙しい中も、再開

バイトと授業と趣味を充実させすぎて、あっぷあっぷな毎日です。

第25話「灰とダイヤモンド」の感想です。

ブラックジャックのねずみ小僧ぶりと、老人ホームのリアルさがとても
説得力のある話でした。百鬼博士とBJとのやりとりの場面は、会話も
絵も密度が濃いし、14ページの老人ホームの様子なんか凝ってます。
最後には、心臓衰弱まで予言したりして、、、
最終的に百鬼博士がダイヤをくすねたのは、ま、予想通りといえば予想
通りなんですが、その時のBJの驚いた顔はなかなかナイスです。

ところで、BJが老人ホームを出る時にお年寄り達にいろいろ声をかけ
られているのですが、その中に「わしのむすこもいきとりゃあんたぐら
いだったわな」というセリフがあります。このじいさん、7、80歳に
はなってると思うので、それじゃBJは既に50歳ぐらいなの??

Kousuke Nishimura(西村 浩輔)


[osamushi 7637] BJ 第25話 感想
Date: Sat, 17 Jun 2000 23:18:33 +0900

宮川です。 BJ 第25話 「灰とダイヤモンド」 感想。

・タイトルの「灰とダイヤモンド」について。

「灰とダイヤモンド」 ポーランド映画 「papiol i Diament」
1959年(昭和34年) 原作・脚本 イェジー・アンジェイェフスキー
脚本・監督 アンジェ・ワイダ  撮影 イェジー・ウォィシィク
音楽 フィリッパ・ビエンクスキー
・マチェック(スビグニエフ・チブルスキー) 恋人(エヴァ・クルジェフスカ)
・岩波文庫 1998.7.16.発行 全2冊. 訳者 川上 洸.

タイトルについてはBJのこの話しとは、あまり関係ないみたいですが、
一様、記してみました。

さて、BJの話しに戻ります。これは「状況に応じた、お金の使い道」
の「価値観」ですね。BJは「価値的」に松方氏のダイヤを使用した
と考えます。松方氏の灰になるダイヤを、老人ホームに使用した
訳ですから。また、この話しで思うところは、人は何でもバカ正直に
事を行うことは考えものと言うことでしょうか。

<補足>

・チャンピオンコミックスの昭和版・平成版、内容変更なし。

・週間チャンピオン連載時の刷り色、藍一色。ページ数、P20。
 ページ割り、扉表紙、P107.本文−P108〜126。
 発行日、74.6.3.

Takehisa Miyagawa


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