手塚治虫文化賞(主催:朝日新聞社)

平成9年1月に、手塚治虫氏の日本漫画に残した偉業を称えるとともに、 後に続く漫画家の業績を顕彰して21世紀へ向けた漫画文化の更なる健全な発展を願い創設された。 選考基準は、該年度中に単行本が発行された漫画作品で発表は朝日新聞紙上で行われる。

第1回(平成8年度)

マンガ大賞

藤子・F・不二雄(故人)「ドラえもん」(小学館)

   

優秀賞

萩尾望都「残酷な神が支配する」(小学館)

   

特別賞

内記稔夫「現代マンガ図書館の設立と運営に対して」

 

第2回(平成9年度)

マンガ大賞

関川夏央,谷口ジロー「『坊っちゃん』の時代」(双葉社)

   

優秀賞

青木雄二「ナニワ金融道」(講談社)

   

特別賞

石ノ森章太郎「マンガとマンガ界への長年の貢献に対して」



第3回(平成10年度)

マンガ大賞

浦沢直樹「MONSTER」(小学館)

   

優秀賞

さそうあきら「神童」(双葉社)

   

特別賞

夏目房之介「漫画批評の優れた業績に対して」



第4回(平成11年度)

マンガ大賞

諸星大二郎「西遊妖猿伝」(潮出版社)

   

優秀賞

望月峯太郎「ドラゴンヘッド」(講談社)

   

特別賞

ショット,フレデリック・L.「日本マンガを海外に紹介した功績」



第5回(平成12年度)

マンガ大賞

岡野玲子、夢枕獏〔原作〕 「陰陽師」(白泉社)

   

優秀賞

しりあがり寿「弥次喜多 in DEEP」(エンターブレイン)

   

特別賞

丸山昭「トキワ荘に集った多くの作家を育てた功績に対して」



第6回(平成13年度)

マンガ大賞

井上雄彦「バガボンド」(原作・吉川英治,講談社)

   

優秀賞

三浦建太郎「ベルセルク」(白泉社)

   

特別賞

該当者なし



第7回(平成14年度)

マンガ大賞

高野文子「黄色い本 ジャック・チボーという名の友人」(講談社)

   

新生賞

ほったゆみ,小畑健〔画〕「ヒカルの碁」(集英社)で囲碁という新たな題材に挑み,大きな反響を呼んだことに対して

   

短編賞

いしいひさいち「現代思想の遭難者たち」(講談社)「ののちゃん」(朝日新聞朝刊連載)など一連の作品に対して

   

特別賞

水木しげる「独創的な画業と長年の活躍に対して」


第8回(平成16年度)

マンガ大賞

岡崎京子「ヘルタースケルター」(祥伝社)

   

新生賞

もりもと崇「難波鉦異本(なにわどらいほん)」(少年画報社)で,江戸時代の遊女の世界と現代感覚を融合させた表現に対して

   

短編賞

秋月りす「OL進化論」(講談社)など一連の作品に対して

   

特別賞

みなもと太郎「歴史マンガの新境地開拓とマンガ文化への貢献に対して」


第9回(平成17年度)

マンガ大賞

浦沢直樹,手塚治虫〔作〕,長崎尚志〔プロデュース〕,手塚真〔監修〕,手塚プロダクション〔協力〕
「PLUTO(プルートウ)」(小学館)

   

新生賞

こうの史代「夕凪の街 桜の国」(双葉社)で,原爆の悲劇を戦後の日常の中に静かに描き出した清新な表現に対して

   

短編賞

西原理恵子「上京ものがたり」(小学館),「毎日かあさん」(毎日新聞連載)に対して

   

特別賞

川崎市市民ミュージアム「江戸から現代までのマンガ作品・資料の収集および企画展示などに対して」





大賞と優秀賞の選考方法

選考委員の投票による。 まず、1次投票でノミネート作品を決定させる。 1人15点の持ち点制で最高点5点とし5作品までを選び、集計後上位5作品に追加1作品の計6作品を選ぶ。

2次投票は1次投票で選ばれたノミネート作品(6作品)を対象に 1人15点の持ち点制で最高点5点,5作品までを選び、1位が大賞で2位が優秀賞となる。

特別賞の選考方法

選考委員の推薦による

気になる賞金は

マンガ大賞 ブロンズ像と副賞200万円
優秀賞 ブロンズ像と副賞100万円
特別賞 ブロンズ像と副賞100万円

選考委員

荒俣宏、石上三登志、いしかわじゅん、大月隆寛、岡田斗司夫、印口崇、唐沢俊一、 呉智英、小松左京、斉藤由貴、里中満智子、三代目魚武浜田成夫、鈴木光司、 関川夏央、高橋源一郎、タケカワユキヒデ、鶴見済,長谷邦夫、荷宮和子、古川益蔵、 フレデリック・ショット、村上知彦、夢枕獏、養老孟司、米沢嘉博

上記は平成8年の第1回の選考委員のお名前。現在はこちらでご確認下さい。 2005.07.7改


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